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この教室で培う「表現力」とは!

2026/02/26

こんにちは。


「表現力」と聞くとどんなことを思い浮かべますか?
想像をかき立てるようなきれいな文が書ける力でしょうか。
あるいは、豊富な語彙で彩られた華麗な文が書ける力でしょうか。
確かに、「書く力」と言わずに「表現力」というと、とてつもないきらびやかな印象がただよってくるようです。
しかし、特に受験の現場で「表現力」というと、そんなきらびやかさなどほとんど要求されていないのです。

ここで東京大学の「大学案内2026」を読んでみましょう。「高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと」というページには各教科で学習において留意してほしいことが記されています。
例えば国語では、このように記されています。

総合的な国語力の中心となるのは
1)文章を筋道立てて読み取る読解力
2)それを正しく明確な日本語によって表す表現力
の二つであり、出題に当たっては、基本的な知識の習得は要求するものの、それは高等学校までの教育課程の範囲を出るものではなく、むしろ、それ以上に、自らの体験に基づいた主体的な国語の運用能力を重視します。

自らの体験に基づいた主体的な国語の運用能力」という箇所は、別の機会にお伝えしますが、2)の「表現力」の定義は「それ(筋道立てて読み取った文章の内容)を正しく明確な日本語で表す」こととされています。
どうやら、私たちが想像するファンタジックで、イマジネイティブで、ゴージャスなものではないということだと判断できます。

他教科も見てみると、国語からちょっと距離がある数学はどうでしょう。

数学的に表現する力
数学的に問題を解くことは、単に数式を用い、計算して解答にたどり着くことではありません。どのような考え方に沿って問題を解決したかを、数学的に正しい表現を用いて論理的に説明することです。入学試験においても、自分の考えた道筋を他者が明確に理解できるように「数学的に表現する力」が重要視されます。普段の学習では、解答を導くだけでなく、解答に至る道筋を論理的にかつ簡潔に表現する訓練を十分に積んでください。

簡単にまとめれば、数学を十分に活用して筋道立てて考えた解答を「他者が明確に理解できるように」、「正しい」表現を用いて、「論理的に」「簡潔に」説明することが「表現力」が欲しいということでしょう。

以上のことから、児童・生徒が身につけるべき「表現力」とは、筋道を立てて考えたことを、正しく、明確に、論理的かつ簡潔に説明できる力ということとまとめることができるでしょう。

しかし、そうは言っても、このような力を身につけるには、何をすればよいのかということになるでしょう。それは少なくとも頭の中で空想をたくさん膨らましていても仕方ないことは、上記の定義からはっきりしますよね。
本当にするべきことは、目に見えること、だれでも分かる事実・現実・出来事を適切な言葉を使って相手に伝わるように説明するトレーニングです。
例えば、学校の教室を自分の席から眺めて分かることを、その現場に行ったことがない人にもイメージできるように説明する。家から学校までの歩いているときの周りの様子、目に入ってくるものを忠実に言葉にして説明する。
つまり、目の前の現実と言葉を介してぶつかり合うことこそ必要なトレーニングなのです。

ですから、表現力向上のトレーニングだといって、頭の中に浮かぶことを書いてみようというようなことを指導しても、そこは求められていない表現力であり、それは別の創作活動で取り組まなければならないことなのです。

この教室で培う「表現力」とは、現実と向き合い、現実を言語化する力です。だからこそ、厳しい添削もしますし、こう書きましょうという指導も行います。必要なのは実はそこだからです。

がんばって書いてくれたね。それだけですごいよ。はい「花丸」!

それは本当に苦手な人には必要なアプローチでしょう。しかし、受験を意識している児童・生徒の皆さんは、そこから早くぬけ出さなければいけません。そのための本格的な作文指導を私はここ15年以上取り組んでいます。

厳しいのは仕方ありません。(といっても、書いてくれた文章を完全否定するようなことはしませんよ。)
こう書いたら、読み手にもっと分かってもらえるよ。そういうことをこれまでずっと続けてきました。

そんな指導の集大成となる作文サポート教室を今春開講します。テキストは完全書き下ろし。詳しい情報はもう少しお待ちください。

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